出不精でも見たくなるおすすめ作品

心に残った、面白かった映画やアニメをご紹介 駄作もあるかも?

ブリッジ・オブ・スパイを見て

年明けの最初に選んだ映画

 年が明けて、北陸新幹線で人の波が激しい中に紛れ、さっそく映画を観てきました!!その記念すべき一本目に観てきた映画こそがブリッジ・オブ・スパイです。監督は私が大好きで尊敬してやまないスティーブン・スピルバーグ監督です。

 

スピルバーグの作品と言えば

 スピルバーグと聞くとジュラシックパークやETなどのSF作品を思い浮かべるかもしれませんが、シンドラーのリストケネディーなど史実を基に制作されたヒューマンドラマも素晴らしい映画です。

 

ブリッジ・オブ・スパイはどんな映画?

 今回見てきたブリッジ・オブ・スパイは東西冷戦時に起きた事件を基に作られた作品で、アメリカの偵察機ソ連に墜落し捕虜となったアメリカ兵のパイロットと当時捕まっていたソ連のスパイを交換するために秘密裏にトムクハンクス演じる弁護士のジェームズ・ドノバンが救出任務を国から依頼されたというストーリーです。映画の始まりはそのソ連のスパイをアメリカとして正しく裁くために弁護人として選ばれるところから描かれています。

 

ドノバンの奮闘劇と冷戦の恐ろしさ

 その弁護を行ったことを理由にアメリカ兵救出の任を託されることになるのですが、ソ連のスパイの弁護をしたことで周りから白い目で見られたり、家族にも害が及んでしまったりとする中で苦悩しながらもただひたすら実直に弁護士としての役目を果たそうとする姿に感動させられます。当時のソ連国内は東西で別れていたためにアメリカとソ連の東西の三方向からの思惑に巻き込まれながらも奮闘する姿だけでなく、それぞれの国が抱えていた問題や残酷さを教えてくれる映画でもあります。

 

こんな人たちにお勧め

 私たち戦争を知らない世代が戦争を考えるきっかけにもなる作品です。興味のある方は是非ご覧になってください。冷戦なので銃撃戦があったり、人が吹き飛んだりという過激なシーンはないのでそういったシーンが苦手な方でも見られる戦争映画です。違う形の戦争があったということを伝えてくれる良い作品と出会うことができました。